慢性的な不良姿勢をピラティスで撃退!!

不良姿勢の慢性化が体の不調につながる、、

自由に姿勢を変化させられる機能が重要

人間にはそれぞれの姿勢があります。

 

わかってはいるけど気づいたら猫背になっている

ついついパソコンやスマホに熱中してしまい、頭が前にでている

いい姿勢を意識してつねに背筋を伸ばしている

そもそも、自分の姿勢てどうなっているのかわからない

どうしても仕事柄、背中を丸めながら作業をしなければならない

 

 

一見どれもネガティブに聞こえるかもしれませんが、実はそれ自体が問題ではないです。どういうことかというと、ときには背中をまるくさせる必要があったり、ときには背筋を伸ばす必要があり、どちらも動かせる必要があるということです。

 

 

したがって、背中がまるくなり、猫背の姿勢が持続してしまい、硬くなって背筋がのびびくくなってしまうことで、腰椎などに負担がかかってしまうことが問題となります。

 

 

逆にモデルさんなんかはいい姿勢を意識するあまり、常に背筋をピンと伸ばしていることが定着し、いざ、重いものを体を丸めててかがんで持とうとすると背骨をうまく丸められずぎっくり腰になったりする可能性があるということでもあります。

 

 

そして、姿勢が悪い状態が持続(慢性化)することで、過剰に働く筋肉とだんだんと弱くなっていく筋肉とがあり、バランスが偏ってきます

そのような状態でいると、機能的な姿勢を維持できなくなり、スポーツ時や仕事で同じような動きを反復することでだんだんと、同じような部分にストレスがかかって痛みとして症状を現してきます。

 

 

例えば、頭部前方位姿勢(頭が前にでている姿勢)になると写真のような筋肉のアンバランスが生じてきます。

 

このように、弱くなる筋肉、過剰に活動し短縮してしまう筋肉があり、このような状態が慢性化すると肩こりや、首こり、肩の痛みに繋がってきたりします

 

したがって、こういった筋肉のアンバランスを慢性化させないように日頃から色々な方向へ体を動かすことで、持続的な姿勢から解放され肩こりや腰痛の予防に繋がってきます。

 

 

ピラティスで筋肉のアンバランスを改善!!

これまでお話ししたことをまとめると

 

不良姿勢の慢性化

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筋肉のアンバランス

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日常生活での過度な活動や反復する動作の繰り返し

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局所的なストレス

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痛みとして脳が認識

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腰痛や肩痛、ひざ痛など

 

つまり、何が重要かというと場合に応じて姿勢を安定さたり、滑らかに・柔軟に動かせるような筋肉の協調的な動きが遂行できる機能が備わっていることが大切。

 

じゃあ、ピラティスでそもそもの慢性化している不良姿勢を改善させていこう!

 

ということですが、最初のはじめの時点で頭が前に出ていたり、猫背だったりとマイナスからのスタートなので、まずは理想的な姿勢の獲得を行なっていくことが重要です。

理想的な姿勢(アライメント)に関しては他のブログ記事にも記載しております。

 

そしてひとつピラティスの運動の紹介で、色々な不良姿勢におすすめなのが

アーティキュレーティングショルダーブリッジという種目です。

 

これは、背骨をひとつひとつ動かすことを意識させ、背骨の柔軟性の獲得やお尻をあげるときに臀筋や腹筋などを活動させ、筋活動促した状態で行うため、柔軟性のなかに安定性も含まれているとてもおすすめな種目です。

 

一見地味に見えますが、意識することポイントがたくさんあります。

 

 

・お尻をあげるときは骨盤を後傾させ、脊柱を下からめくりあげるように

・お尻を下げるときは脊柱の上に方から順番に床に下ろしていく

・動いているときは基本息を吐いて腹部の筋活動を意識

・息を吐くときは肋骨を引き下げるようにする

・肩がすくんだり、前に丸まってこないように意識

・両足は左右均等に足の裏全体で地面を捉える

 

などなど

これだけ体の内部を意識することで、動きをコントロールしていきます。

 

筋トレやストレッチをするときにここまで体の内部を意識することはなかなかないと思います。

そういった意味ではピラティスというのは体をいかに機能的な状態へと変化せていくことに特化したボディワークだと思います。