ピラティス の呼吸法の原則
2つの理論
伸展理論
屈曲理論
伸展理論とは
脊柱が伸展状態のあり、さらに伸展する際に脊柱を支える為に息を吸い込む理論
屈曲理論とは
脊柱が屈曲される際に、深層部の腹筋群を働かせるために息を吐く理論
原則はこのような呼吸方法ですが、ピラティス の種目によっては必ずしもこの理論の通りではないです。
また、ピラティス をしている人にとって必要な要素(柔軟性、安定性、協調性など)を引き出すために呼吸法を変えたりすることもあります。
(この人のこの時のこの部分の柔軟性を向上させたい、この時にはあえて体幹の安定性をだすために息を吐きながら行おう。など)
つまり、達成したい目標によって1つの呼吸法ではなく、複数の呼吸法を選ぶことが必要となってきます。
しかし、原則的には伸展理論、屈曲理論があるということを覚えておきましょう。
鼻から吸って口から吐く
息を鼻からすって口から吐くメリット
吸気が鼻腔を通ることで、空気が洗浄され体にその吸気を活用する時までに空気の温度が上昇します。
息を口から吐くことで腹筋の深層部を刺激し、首や口周囲の筋肉をリラックスさせることができます。
ピラティス 時の呼吸のポイント
- 吸う時間、吐く時間をなるべく同じ長さに
- エクササイズ中は息を止めない
- 深く息を吸い、胸郭を左右に広げる
- 吐く時は、腹筋の深層部を意識
呼吸法を意識するのとしないのではピラティス の効果が大きく変わってきます。
特にピラティス は一般的な筋トレとは違い内的認識が非常に重要となっているので、日常的に呼吸法を意識してみるといいと思います。