ピラティス のニュートラルポジション
ニュートラルポジションとは
痛みや負担のかからない姿勢であり、周りの筋肉がバランスよく活動しやすい位置。
このポジションを維持することで効果的なピラティス を実施でき、痛みや怪我の予防につながります。
骨盤のニュートラルポジション
ASIS(上前腸骨棘)と恥骨結合が前額面上にある状態で、生理的腰椎前弯がみられる。
骨盤の前傾、後傾が中間位の状態であることで骨盤周囲の筋群がバランスよく筋力と持久力を発揮します。
ニュートラルスパイン
脊柱の自然なカーブ(生理的湾曲)があること。
体幹の前面と後面の筋群の張力が等しくなることで脊柱の自然なカーブが保持されます。
これによって脊柱にかかる圧を分散し、負荷を和らげます。
動きのなかでは、脊椎一つ一つが動くことが非常に重要です。
したがって、安定させることもでき、柔軟性動かせるという両方の機能が必要になります。
固めるだけではダメです。
肩甲帯のニュートラルポジション
肩周辺のインナーマッスル、アウターマッスルの張力がバランスよく保たれている位置。
理想的な立位姿勢
下の図のように
- 耳垂(耳たぶ)
- 肩峰(肩の外側)
- 大転子
- 膝蓋骨後面
- 外果前方
のラインが揃っていることが理想です。
このラインがそろっていることで、姿勢を支える時に必要な筋活動が抑えられ無駄な力が入らなくなります。
ふくらはぎや腰が張ってくるという時はこの姿勢から逸脱し、余計な筋肉を使ってしまい非効率的な姿勢になっている可能性があります。
なにか立って仕事や作業をしているといっつもふくらはぎがパンパンになるという方など一度この姿勢を意識してみるといいかもしれません。